Ubuntu 10.04にAndroid SDKをインストールする
|AndroidアプリはWindows,Linux,MacOSで開発することが可能です。ここではUbuntu 10.04でのAndroidアプリの開発環境の構築方法を説明します。
Ubuntu 10.04でAndroidアプリを開発するには下記の環境を満たす必要があります。
- Java Development Kit (JDK)
- Android SDK
- Eclipse
- Android Development Tool(ADT)
詳細は続きからどうぞ。
JDKのインストール
まず、UbuntuにJDKをインストールします。
ですが、Ubuntu 10.04ではJDKが別のリポジトリに移ったらしく
そのままではインストールできません。
そのため、以下のようにレポジトリを追加してからインストールします。
# sudo add-apt-repository 'deb http://archive.canonical.com/ lucid partner'
# sudo apt-get update
# sudo apt-get install sun-java6-jdk
Android SDK
続いてAndroid Developersからandroid-sdk_r06-linux_86.tgzをダウンロードして展開しておきます。
ダウンロード後、適当な場所に展開します。
ここでは~/androidというディレクトリに展開しています。
# cd ~/android
# tar zxf /home/kenji/ダウンロード/android-sdk_r06-linux_86.tgz
展開後、android-sdk-linux_86/toolsのパスを通します。
~/.bashrcに以下の1行を追加して下さい。
export PATH=${PATH}:/home/kenji/android/android-sdk-linux_86/tools
追加した内容を適用するために以下のコマンドを実行しましょう。
# source ~/.bashrc
Eclipse
次にEclipseをインストールします。
Eclipseのサイトからeclipse-java-helios-linux-gtk.tar.gzをダウンロードします。
Android SDKと同様に~/androidに展開しましょう。
# cd ~/android
# tar zxf /home/kenji/ダウンロード/eclipse-java-helios-linux-gtk.tar.gz
ADTのインストール
次にADTをインストールします。
Eclipseを起動して「Help」 -> 「Install New Software…」を開きます。
「Add…」をクリックし、「Location」に
https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/
と入力してOKをクリックします。
しばらく待つと「Developer Tools」が選べるようになりますので選択して「Next」をクリックします。
画面が進んだら「Finish」を押してインストールを完了させます。
Android SDKインストール
EclipseにAndroid SDKをインストールします。
Eclipseを起動して、「Window」 -> 「Preferences」を開きます。
「Android」という項目を選択し、「SDK Location」にandroid sdkのパスを入力します。
続いて、「Window」 -> 「Android SDK and AVD Manager」を開きます。
「Available Package」を開いて必要なパッケージを選択します。
ここでは全パッケージを選択してインストールします。
以上でインストールは完了です。