開発者がアプリを完成したらWindowsPhone7でアプリを公開するにはマーケットプレイスに登録する必要があります。
今回はそのアプリの登録と公開についてのやり方をご紹介します。
WindowsPhone7ではMicrosoftにアプリを提出して審査を行ない、審査を通るとアプリを公開することができます。
アプリの提出までの流れは以下のようになります。
- マーケットプレイス用のアイコンの用意
- アイコンの適応とアプリのスクリーンショットを用意
- MarketPlace Testkitによるチェック
- App Hubへアプリ提出
- 審査
- アプリ公開
それではそれぞれの手順を詳しくご紹介します。
マーケットプレイス用のアイコンの用意
WindowsPhone7でのアプリで用意しなければならないアイコンは以下の項目が挙げられます。
[table “238” not found /]
アプリのアイコンを用意して画像の編集アプリで大きさを指定して出力してもいいですがWindows Phone Icons Makerというアプリを使うとJpegかPNGファイルを必要なサイズにして出力してくれます。
アイコンにしたいファイルを選択し、アイコンに切り出したい場所をマウスで選択します。
選択した状態でファイルへ保存を選択するとファイルの置いているフォルダに新しくフォルダが作られ、フォルダ内にアイコンファイルが作成されます。
アイコンの適応とアプリのスクリーンショットを用意
アプリのアイコンを変更します。
62×62サイズのアイコンを用意してプロジェクトに追加してください。
Windows Phone Icons Makerでアイコンを用意した場合はフォルダ内のApplicationIcon.pngをプロジェクトにドラッグ・アンド・ドロップします。
初期のアイコンを新しく作ったアイコンで上書きするか聞かれますので上書きすると簡単に入れ替えることができます。
そしてマーケットプレイスに上げる際にスクリーンショットを提出する必要があるのでアプリを実行し、スクリーンショットを取ります。
MarketPlace Testkitによるチェック
Marketplace TestkitはVisualStudio内の機能でアプリのプロジェクトを静的解析を行うことができるツールになります。
まずアプリのビルド設定をreleaseに変更しソリューションのビルドを行います。
そしてアプリのプロジェクトを右クリックしプロパティを選択します。
アプリケーションタブのアセンブリ情報を表示します。
ここでは適宜記入してください。
個人でアプリを出す場合は上図のように記述すれば問題ありません。
そしてOKボタンを押しダイアログを閉じます。
次にプロジェクトを右クリックしMarketPlace TestKitを開くを選択します。
そうすると下図のようなダイアログが表示されます。
アプリケーションの詳細タブのそれぞれの項目を下記のように設定し自動テストタブでテスト実行を選択します。
すべての項目が成功になれば提出する準備が完了です。
※失敗した場合は上記までの手順でやり忘れていることあります。再度ご確認ください。
App Hubへアプリ提出
App Hubへアプリを提出します。
WindowsPhone7ではアプリを提出には下記を留意していなければなりません。
- メンバーシップ会員であること(年9800円)
- 有料アプリは無制限にMarketPlaceに出すことができる
- 無料アプリは最大100個までアプリを登録でき、100個を超えると1個のアプリにつき19.99ドル登録にかかります
- 有料アプリの価格の70%は開発者の収益となります
メンバーシップの登録方法についてはAppHubに登録する(WP7)を参照ください。
すでにメンバーシップに登録している人はログインを行いダッシュボードのWindowsPhoneを選択します。
そして新しいアプリを申請を選択すると下記のような画面が表示されますのでアプリ名と先程リリースビルドによって作成されているXAPファイルを設定します。
そして下図のような画面になりアプリケーションの説明を記入します。
次にアプリの価格と公開地域を設定します。
最後にアプリの公開を審査終了時に即時に行うかそれとも手動で行うかを設定します。
審査
Mirosoftにアプリを提出して3営業日~5営業日ほど審査がかかります。
その間は下図のように進捗を確認することができます。
アプリ公開
マーケットプレイス審査後に即時公開にしている人は審査が完了次第すぐに公開されますが手動で公開する設定する人はダッシュボードのWindowsPhoneを選択した右下の画面の通知の項目に「公開の準備ができました」と表示されます。
そこをクリックすると公開の準備ができてますの表記が出てきます。
ここで公開を選択すると24時間以内にMarketPlaceにアプリが表示されるようになります。