Assisting the Driver: From Android Phones to Android Cars
Android Car(Android Auto)はこれまで50メーカー300モデルに採用されており、スマートフォンとの連携や対応アプリも同様に増加しています。アウディやボルボもGoogleのパートナーとして推進している(アウディのデモが動画の5:50 ごろから。スゴいカッコイイので見てみるといいかも)。
Android Autoは車内インフォテイメントシステムを主眼としたプラットフォームです。車でもAndroidのエコシステムを構築していく役割があり、安全を保ちながら運転手とアプリ、サービスをつなぐことに注力している。たとえば運転手の視線に注目し、注意を散漫にさせないよう、わかりやすい画面(20:10)について研究、成果をAndroid Autoに最適化した画面構成のガイドラインにするという形で提供しています。
セッションでは、どのようにアプリをデザインしたらよいか紹介します。主な連携として音楽再生、メッセージ、通知などを挙げ、先進例としてGoogleアシスタントに触れています。
Android Go
Android Goはスマートフォンを多くの人々に届けるための取り組みで、2018 年はじめの出荷を予定しています。
現在のスマートフォンはまだまだ高価で、購入することができない人が多く存在します。一方、統計的には2017年のAndroid出荷数のうち、33% が100ドル台になると予想しています。このようなエントリーモデルでも快適に動作するようにOSやアプリをカスタマイズしていくことがAndroid Goの目的です。
新興国ではデータ通信は従量制であり、100MBといった課金単位で購入する習慣があります。メモリ消費量の低減やアプリの最適化と同じぐらい通信量を減らすことは大事な要素です。
Android Goではアプリ(DEXファイル)のメモリ配置を最適化、System UIもアプリ履歴を4つに抑える(これは95% のユーザーが満足する数字です)などフォームファクタに合わせてメモリ消費量を低減する改善を行っています。
Android Go対応アプリでは、アプリレベルでも低速なネットワーク、メモリ節約、APK サイズの最適化を一層進める必要があります。ユーザーはバックグラウンドの通信を抑制するためにデータ通信をオフにして持ち歩くことすらあるため、Chromeではデータセイバーを強化して、Chromeを使うメリットがわかりやすくなるように工夫しています。YouTube Goではネットがなくても動画を友人に送信できるオフライン転送機能を追加しました。
Android Wear UI Development Best Practice
Android WearのUI開発のセッションです。Wearの画面構成をViewとComponent、UI という3 つの要素に分解し、アプリで利用を推奨するWearableRecyclerView、BoxInsetLayout、wipeDismissFrameLayout、CircleImageViewなどWear用のViewを紹介します。
セッションの後半では、盤面に情報を追加できるComplication APIのレイアウト、Watch faceについて述べ、Android Wear開発へのサポートをアピールしています。