今回はGoogle I/O 2017で発表されたセッションのなかでWhat’s new Android Oなものから3セッションをお届けします。
What’s new inシリーズのセッションは話題の技術や機能をもっとも手軽に確認できます。特に最初に紹介するWhat’s new in Androidは日本語字幕付きです（自動翻訳ではない人力の翻訳です！）。
興味のある分野以外の注目技術をざっくり調べるもよし、面白そうな技術要素を見つけて個別に調査するのもよしです。なおスマートフォン以外のプロダクトや開発環境についても後日紹介予定です。
What’s New in Android
Androidでの追加要素を紹介する。おおむねAndroid Oの新機能がメインですが、取り上
げられた機能がすべてGoogle I/Oで発表した新要素というわけではなく、注目に値する機能
ばかりなので見て損はありません。
Chet Hasse（Android UI Toolkit Team）がジョークをとばしたりと、おちゃめに進行するので軽い気持ちでみれます。動画ではときどきクリッカー（プレゼン用のページ送りツール）が動かなくなるけど、アンフィシアター会場の機材不具合みたいで、まれに起きていました。クリッカーが効かなくて困ってたら観客が拍手のタイミングだと勘違いしてしまう和むシーンもあります。
技術的なKeyword: PinP, Color management, Media, Playback, Recording, WebView, AnimatorSet(reverse), Autofill Downloadable Fonts, Auto-Sizing Text, findViewById, AdaptiveIcons, Notification Channels, Strict Mode, Cached Data, Google Play Protect, Kotlin, Java Programming Language Update, concurrent-copying collector, EmojiCompat, Architecture Components, Andorid O Behavior Changes
Notifications UX: What’s New for Android O
Android Oでは新しいNotificationを採用しています。O Previewの通知はどのような思想に基づいて作られたのでしょうか。ユーザーインタビューを通じて必要とされている機能を分解し、重要性をOngoing、People to People、General、By the way の4 つのタイプに再構成しました。新しい機能であるNotification Channels と設定方法について学び、より効果的な通知方法を実現するセッションです。
What’s New in Notifications, Launcher Icons, and Shortcuts
Android Oの新機能をまとめて知ることができます。Adaptive Iconの導入経緯やデザインガイドライン、アプリでの実装方法までをコンパクトに紹介しています。Android Studio 3.0ではAdaptive Iconをつくるウィザードもあるため簡単に導入できます。
またAndroid Oランチャーアプリの変更としてショートカットがとりあげられました。これはAndroid Nの新機能ですがアプリのインストールを検出するブロードキャストインテントが廃止されたため、いくつかショートカットの追加方法に改善があります。通知については新しいノーティフィケーションのデザイン意図やAndroid O の新機能であるChannelsの設定と使い方に触れています。アプリの見た目にかかわる新機能が詰まっているので概要を確認するのに好適です。