今回はエミュレータでPCに接続されたWebカメラを使う方法を説明します。
Android SDK ToolsのRevision14からPCに接続されたWebカメラを使うことができるようになりました。r14で、WindowsとLinuxに対応し、r16からはMacでも接続されたWebカメラを使うことができるようになっています。インストールされているAndroid SDKのバージョンはSDK Managerで確認できます。
※エミュレータのAPIレベルは14以上が必須
それでは続きへどうぞ
手順
エミュレータでWebカメラを使う手順は以下の通りです。
- エミュレータで利用可能なWebカメラのリストを確認する
- カメラを指定してエミュレータを起動する
エミュレータで利用可能なWebカメラのリストを確認する
利用可能なWebカメラを確認するにはemulatorコマンドを使います。
emulator @AVD名 -webcam list
実行するとエミュレータで利用可能なカメラが表示されます。カメラが一台内蔵されているMacBookProで試した結果を以下に示します。
※ここではAVD名を4.0_WXGA720 としています。
この結果では、webcam0という名前のカメラが使えるということが分かりました。エミュレータでカメラを利用する際はこの名前を指定して起動するので、各自の環境で利用可能なカメラのリストを確認してメモしておきましょう。
カメラを指定してエミュレータを起動する
利用できるカメラの名前が分かれば、そのカメラを指定してエミュレータを起動しましょう。
起動する時もemulatorコマンドを使います。
emulator @AVD名 -webcam name=カメラ名,dir=カメラの種類
カメラの種類にはfrontかbackを指定します。省略した場合はfrontになります。
エミュレータでカメラアプリを起動するとこのようにPCに接続されたカメラの映像がエミュレータに表示されます。