DropBox SDKを使ってみよう(1.環境構築/アプリケーションの登録)
|DropBoxは、2GBまで無料で使えるオンラインストレージです。デスクトップアプリからシームレスにフォルダ構成を同期できるため、開発者を中心に非常に多くの人に使用されています。
この便利なDropBoxのストレージをアプリケーションから使用するためのSDKが公開されています。
無料で2GBも使用できるため様々な使い方ができます。
例えば写真アプリや、動画撮影用のアプリで撮影したデータをオンライン上に配置して家族と共有できるようなアプリにすることができます。
また、メールなどのユーザーが保存しておきたい大容量のデータをオンライン上に配置し、端末が変わってもDropBoxのアカウントを設定すればレストアできるような仕組みができたりと、アプリの機能拡張に幅がでることでしょう。
DropBox SDKについては、環境構築/アプリケーションの登録、アカウント設定(認証)、データの取得/アップロードの三回に分けて解説していきます。
今回は第一回目開発環境の構築/アプリケーションの登録を紹介します。
詳細は以下から。
DropBox SDKは以下の5種類のプラットフォームに対して提供されています。
- iOS(iPhone/iPadなど)
- Android
- Python
- Ruby
- Java(アプレットやサーブレット)
ここではAndroid用のSDKについて解説していきます。
またDropBox SDKを使用してアプリを作成するには、DropBoxアカウントが必要です。
この記事ではアカウントは登録されていることを前提で記述しています。
アプリを登録しよう
DropBoxを使用したアプリケーションを作成するには、作成するアプリをDropBoxへ登録し、“App key”と、App secretという認証用のキーを取得する必要があります。
登録はこちらからページ左部分のMy appsを選択して下さい。
選択すると以下のような画面が表示されますので、規約を査読し、チェックボックスにチェックを入れ、submitを選択してください。
submitを選択すると、以下のような画面が表示されますので、Create an Appを選択してください。
Create an Appを選択すると、以下のような画面が表示されます。
この画面の各入力項目に入力する値は以下の表を参考にしてください。
[table “155” not found /]Access levelについては以下の2種類から選択します。アプリケーションの特性に応じて適切に選択してください。
[table “156” not found /]以上でアプリの登録は完了です。
DropBox SDKを入手しよう
DropBox SDK本体をこちらからダウンロードして下さい。
ダウンロード方法はページ中央付近の”Android”をクリックするだけです。
ダウンロードしたSDKは任意の場所に解凍し、“libフォルダ”をアプリのプロジェクト内に配置します。
プロジェクト内に配置したライブラリはこちらを参考にして、プロジェクトのビルドパスに追加して下さい。
読み込むjarは、dropbox-android-sdk-1.2.2.jar、httpmime-4.0.3.jar、json_simple-1.1.jarの3種類になります。
以上で、DropBox SDKを使用できる状態になりました。
次の更新まで待てない!!という方のために以下にAPIリファレンスと、チュートリアルのリンクを紹介しておきます。
APIリファレンス:https://www.dropbox.com/static/developers/dropbox-android-sdk-1.2.2-docs/index.html
チュートリアル:https://www.dropbox.com/developers/start/setup#android
次回はDropBoxのアカウント認証の方法について解説します。