Test-Driven Development on Android:Google I/O 2017セッションレポート


Test-Driven Development on Android with the Android Testing Support Library

AndroidでTDDを行う方法を紹介しています。UnitTest、IntegrationTest、ユーザーテストと3つのテストの観点で実行にかかる時間、メンテナンス性、デバッグしやすさの観点で整理しているほか、TDDそのものの考え方についても簡単に触れているので初心者でも参考になります。Android Testing Support Library、Mockito、Robolectric、Espressoなどテスティングツールを使った手法について解説しています。

このセッションではAndroid Test Orchestrator を発表(25:24)しました。バックグラウンドで実行するテストのためのサービスAPKで、状態の共有を排除したりテストごとのクラッシュの影響をなくしたり、テストを支援したりします。デバッグ情報を収集する機能もあり、JUnitのテストランナーをイメージすると近いでしょう。

OrchestratorはGradleやAndroid Studioと連携して使えるようにしていきます。今後、Firebase TestLabにも統合され、今年の後半に登場予定です。

What’s New for Android TV

Android TVのGoogleアシスタント対応とホーム画面のリファイン(Android O 以降)を発表しました。新しいホーム画面はチャンネルごとの表示やビデオプレビューなどユーザビリティを向上させています。

新しいホーム画面の機能を使うにはアプリ側でも対応が必要なため、サポートライブラリを使った実装方法も紹介し、サポートライブラリを使うことでチャンネル表示やプレビューの対応が簡単になるとしています。

Android Wear: What’s New & Best Practices

Android Wearは今後数ヶ月以内にAction on Googleに対応すると発表しました。ここではAndroid Waer 2.0でリリースされたComplications APIとWaerアプリのUIデザインについて紹介します。

Complications APIは情報の表示に使える新しい機能で、ユーザーがウォッチフェイスの表示内容をカスタマイズできるようになります。対応にあたってどのような注意点があるかUIデザインについて触れています。またWearアプリ自体のUIデザインも簡単にできるようにデザイナーと開発者が使えるステンシルを用意しました。

Android O対応としてNotification Channels、Auto-sizing TextView、JobSchedulerにふれ、特にバッテリ消費を抑える工夫について紹介しています。バッテリサイズが小さいながら長く使う必要があるWaerならではの事情です。

 

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