OpenCVを使ってみよう(1.ライブラリのインポート)
|OpenCVはIntel社が提供するコンピュータビジョンライブラリです。
OpenCVでは画像加工や画像認識などをおこなうための機能が備わっています。
OpenCV2.2以前ではNDKを使用してネイティブとして実装する手間がありましたが、OpenCV2.3.1以降から、Javaのライブラリとしてしようすることができるようになりました。
詳細は以下から。
ライブラリの取得
まずはライブラリーを下記URLからOpenCV-2.3.1-beta1-android-bin.tar.bz2ダウンロードして下さい。
http://sourceforge.net/projects/opencvlibrary/files/opencv-android/2.3/
次にダウンロードしたファイルを解凍します。
解凍すると以下の2フォルダが入っています。
-
OpenCV-2.3.1
ライブラリ本体です。 -
samples
サンプルプロジェクトが格納されています。
ライブラリの使用方法
このライブラリはライブラリプロジェクト形式ですので使用するには以下の手順が必要になります。
- ライブラリプロジェクトのeclipseへのインポート
- ライブラリを使用するプロジェクトへの参照の追加
ライブラリプロジェクトのeclipseへのインポート
パッケージエクスプローラで右クリック→【import】を選択します
importウィンドウで【Exiting Projects into Workspace】を選択→【Next >】を選択します
【Brows】を選択して、ライブラリの取得で解凍した【OpenCV-2.3.1】フォルダを選択→【finish】を選択します。
ライブラリを使用するプロジェクトへの参照の追加
OpenCVを使用したいプロジェクト上で右クリック→【Properties】を選択します。
プロパティウィンドウで【Java Build Path】を選択→【Libraries】を選択→【Add JARs】ボタンを押下して、”OpenCV-2.3.1/bin/OpenCV-2.3.1.jar”を選択します。
【Properties】から【Android】を選択→【Add】ボタンを押下して、”OpenCV-2.3.1″を選択します。
ここまででOpenCVを使用するための準備は整いました。
samplesディレクトリ内のサンプルではOpenCVで実現可能な顔認識や、画像加工のサンプルが用意されていますので実行してみてください。
次回は実際にOpenCVを使って画像を加工する方法を紹介します。